にっき

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No.304

イザボー初日感想その2
シャルル7世とちょっとルイ


甲斐シャ7さんについて

シャルル7世は1幕~2幕の中盤までは枠外の存在として、ヨランド様に弄られたり一般兵等々に絡まれたり黒死病(廉価版トート)様になったりとややコメディリリーフ的な立場を担っている側面も強かったわけで…迷える王であり、彼がほやほやしていることで観客が息をつく間をあたえてる存在だな~と思っていたし、最初こそあの女ッ😠って態度だったのに割とすぐ耳を傾け始めていて「この人、素直すぎる……!」くらいに感じていたんだけれど
2幕で狂言回しではなく渦中の人間になった途端、クレバーな振る舞いが出来ているという2面性が効いた良いキャラクター性だったなぁ

本人としてはヨランドの掌の上にいる感覚(これもあなたの策略か?)なんだろうけど、必要とあれば政敵を謀殺する覚悟があるし、よくよく考えたら王にふさわしい人間になるために母の過去を知ろうとするくらい志の高い存在だったわ……っていう。その辺含めても十分王の器足りえてる気がする。ヨランド様の教育が良かったんでしょうね

舞台に限らず何かを演じるというのは『役』がベースにあったうえに演じる人間それぞれの味みたいなものが滲むところがおもしろくて好きだし、だからこそWキャスト制覇したいなって思っちゃうわけだけど
それこそ甲斐氏はシャ7だけでなく皇族とか軍人やるとめちゃくちゃ国を憂いて滅私しそうなタイプに見えるよなぁ


あとはルイがかなり好きという話
多分本当に奥方のことは彼なりに愛していたんだろうし、兄上よりも自分が王にふさわしいとも本当に思っていただろうし、それでも兄上と馬駆けした記憶は彼の中で楽しかった思い出なんだろうし。そういう割り切れない『ままならなさ』が良かったな
あの人自分がロクな死に方しないことちゃんとわかっていそうで良い。
そういうタイプのフィクションクソ野郎が好きなので(ルイはクソ野郎枠には入らない判定だけど)

個人的な意見ですがムーランだと上川さんロートレックはちょっとかっこよすぎるかな〜、ちゃんとサティーンを好きな人たちと戦えちゃいそうだな〜くらいに思っていたのでルイの一癖も二癖もある色男感はかなりハマってて好きですね
畳む

#Isabeau

感想